ああ、角刈りでもいいから

SixTONESの黄色い人を好きになった結果の産物

ドアをノックするのは誰だ?

【前回までのあらすじ】

数年間のニアミスを経てようやくSixTONESを認識し、松村北斗氏のドアをノックした筆者。

しかし気付かぬうちに忍び寄る影。誰もが自分に騙されている。(そういう使い方すんな)

 

松村北斗氏、つまりほっくんにどハマリして約15年のおたくコールドスリープから目覚めたわけですが、15年間は思ったより長かったことにのちのち気付いていく。

15年前は、はてダを愛用していたしtwitterもあったような気がする。たぶんfbもあった。

けど、YouTubeがこんなに蔓延していなかったし、旧Jは肖像権??か何かでweb上に写真が載ることはなかった。世はまさに石器時代

そこから一気に現代にやってきた、原始ギャルのような私(ギャルではない。BBAだ)。今まで『TVがなくても生きていける』を信条とし、YouTubeなぞ数えるほどしか見たことがない。

 

だからまさにSixTONESを囲む状況はカルチャーショック。さすが『Jをデジタルに放つ世代』っていうだけあるわ。

てなことで、新規おたくはほっくんを知るためにあれこれ見始める。ちょうど『ノキドア』放映中で『キリエ』前だから、アホほど(いや、働き過ぎを心配するほど)雑誌に載っている。

雑誌の次にYouTubeを観る。なんだこのおもろい6人!まとめてかわいいな♡みんな好き!!!!!!と言いつつ、目線は常にほっくん。とにかくベタ惚れ、スーパーのきのこ売り場で『ホクト』って書いてたら、ふり返って二度見するほどに。笑

 

しかし、タイムリーに更新されていたストチューブ『帰ってきたアポなし旅03』にて、「あれ?」と心がざわざわし始める瞬間に遭遇した。

朝から100km以上運転していた(途中、運転を交代した気配はない)メンバーが、「お陰さまで楽しく着きましたよ」と言ったのだ。

えっ?そこ、『疲れた』とか『俺が運転してやった』とかじゃなくて??『みんなのお陰で』なの??この人、仏すぎん?まだ20代なのに信じられんほど、心が広っ!!

当方BBAにして猫のひたいほどの許容量しか持ちあわせていないので、目の前の若者の大海のような心の広さにたまげた。そして、あっこの人『北斗が俺を嫌いでも』の人だ、と思い出した。

 

北斗が俺を嫌いでも、俺はずっとついていくから。

そう言ったのはご存知、SixTONESのダディこと髙地優吾氏である。

 

YouTube漁りと並行して過去雑誌の記事や、過去の出演作などの動画を見ていて、『あなたにお手紙書きましょう』『一万字インタビュー』にも出会っていた。

実家にほっくん専用の布団があるとか尊いな〜♡とか、えっこの人たちB.I.のメンバーだったの?正直中山ゆうましか知らんかったけど・・・ゴメン、みたいなところから出発して、徐々に暗いところにスポットがあたっていく。

そこでほっくんに向ける、当時まだ少年だったとは思えないほどの深い愛を知って、『今のほっくんそしてSixTONESがあるのは、この子あってこそだったのか』と驚嘆した。

そしてほっくんの過去記事に触れていくと、同時にどんどん隣の彼の存在感や人となりのあたたかさに惹かれていく事に気付く。

 

まずい。

なんか深い淵を覗いてしまった気がする。

今ならまだ引き返せるかもしれない。

 

私は目を逸らすことにした。

見なければこれ以上好きにならない、と思ったのだ。